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「プラスチック加飾技術」の最近の動向と今後の展開(CD-ROM付) 【委託本】
本書は委託販売本です。
詳細は加飾技術研究会(TEL.03-3504-2600)までお願いします。
プラスチックは優れた特性に加えて賦形の容易性、軽量性に優れている。しかしプラスチック成形品は通常の一次成形のままでは、安っぽく見える。冷たい感じがする(質感が不足する)などの課題があり、プラスチックの特長を生かしてなおかつ見栄えを向上させたい、消費者の感性に則した商品を作りたいのと要望が強い。消費者の感性に則して、成形品に何かしらの形で付加される装飾は「加飾」と言われている。
「プラスチック加飾」は、今ではプラスチック関係の重要な一分野に位置づけられている。そしてプラスチック加飾は近年において、加飾の本来の目的である見栄え・外観の向上にとどまらず、電気・光機能、触覚、聴覚機能など各種の機能性を付与した「機能性付与加飾」へと展開しており、塗装などウェット方式の加飾に代わる「ドライ方式の加飾」のニーズが高くなっている。さらにCFRTP(炭素繊維複合材料)の加飾も動き始めている。
本書は筆者が長年にわたり収集した加飾関係の情報を幅広く取り上げてできるだけ詳しく解説した書物である。
第1章 加飾技術概要
1.感性工学と商品の品質ならびに加飾について
2.プラスチックの加飾技術の分類
2.1 インモールド加飾(In-Mold Decoration)
2.2 シートなどからの加飾
2.3 二次加飾、アウトモールド加飾(Out Mold Decoration)
3.プラスチック加飾技術の変遷と最近の動向
第2章加飾技術各論
1.フィルム貼合、転写加飾技術(フィルム加飾)
1.1 フィルム貼合、転写加飾に使用される成形方法
1.1.1 フィルムインモールド加飾(In-Mold Decoration、IM-D)
1.1.1.1 インモールド転写(In-Mold Release、IMR)
1.1.1.2 インモールド貼合(In-Mold Forming、IMF)
1.1.1.3 インモールド成形における製品設計の基本、デザインの制約、不良現象等
1.1.1.4 インモールドラベリング(In-Mold Labeling、IM-L)
1.1.2 フィルムアウトモールド成形(Out-Mold Decoration)
1.1.2.1 オーバレイ成形( Over-Lay Forming、OLF、or Over Mold Decoration、OMD)
1.1.2.2 オーバレイ成形における製品設計の基本、デザインの制約、不良現象等
1.1.3 水圧転写(Water Pressure Printing)
1.1.4 ホットスタンプ゚(Hot Stamping)
1.1.3 成形方法の比較
1.2 加飾フィルム
1.2.1 加飾基本フィルム
1.2.2 加飾フィルム
1.3 機能性付与加飾
1.4 フィルム貼合・転写加飾の採用例、需要
1.4.1 インモールド成形の採用例
1.4.2 アウトモールド成形の採用例
1.4.3 加飾フィルムの需要
2. 特別な表面層を付与しない加飾技術(Non Skin Decoration、NSD)
2.1 NSDの種類
2.2 着色加飾
2.2.1 通常着色材による着色
2.2.2 高意匠性フィラーによる着色
2.2.3 構造色加飾
2.2.4 染色
2.2.5 着色材と成形技術の組み合わせによる着色
2.3 シボ、バターン転写成形
2.3.1 エッチングシボ
2.3.2 セラシボ
2.3.3 デジタルシボ゙
2.4 フィルム、成形品の表面加工
2.4.1 ファインブラスト
2.4.2 プラスチック表面の機械加工
2.5 金型表面高品位転写成形
2.5.1 金型表面の転写性に影響をあたえる因子
2.5.2 金型表面高品位転写成形技術(High Quality Transfer、HQT)
2.5.3 サイクル加熱冷却法
2.5.4 金型表面瞬間加熱法
2.5.5 金型表面断熱法
2.5.6 三菱商事テクノス「3D WELDLESS システム」
2.5.7 金型機構等による方法
2.5.8 エア、ガスを注入する方法
2.6 その他の方法
3.ソフト表面加飾技術
3.1 自動車の高品質内装材の評価と開発
3.2 本格的なソフト表面加飾
3.2.1 射出プレス成形(SPモールド、SPM)による加飾成形
3.2.2 各種低圧・適圧射出成形
3.2.3 押出プレス成形(ホットフロー)
3.2.4 抄紙法スタンパブルシート膨張成形
3.2.5 ハイブリッド成形
3.2.6 真空・圧空圧着成形
3.2.7 ソフト表皮材の木目込み(プレス貼り)
3.2.8 パウダースラッシュ成形
3.2.9 多材質成形
3.3 セミソフト表面加飾
3.3.1 SOLIDUX
3.3.2 その他の貼合セミソフト加飾
3.3.4 静電植毛
3.4 ソフトフィール加飾
3.4.1 ソフトフィールフィルム、起毛シートによるフィルム成形
3.4.2 ソフトフィールシボ
3.4.3 その他のソフトフィール
4. 構造色加飾技術
4.1 ナノ多層(超多層)フィルム
4.2 表面微細加工フィルム
4.3 ゆらぎ華飾
4.4 微細加工金型での成形
4.5 液晶フィルム
4.6 多層膜真空蒸着
4.7 特殊構造と積層の組み合わせ
4.8 TiO2等コート雲母の無機パール
4.9 2層コロイド粒子
4.10 光輝性偏光フィラー
4.11 自己配列により発色して異なる層構造を形成する発色性高分子
5. インモールドコーティング(型内塗装)
6.二次加飾
6.1 印刷
6.1.1 基本的な印刷(有版印刷)
6.1.1.1平版印刷(オフセット印刷)
6.1.1.2 凹版印刷(グラビア印刷)
6.1.1.3 凸版印刷
6.1.1.4 孔版印刷(スクリーン印刷)
6.1.1.5 パッド印刷(タンポ印刷)
6.1.1.6 三次元曲面印刷-1
6.1.1.7 三次元曲面印刷-2
6.1.1.8 特殊印刷
6.1.2 オンデマンド印刷(無版印刷)
6.1.2.1 UVインクジェット印刷
6.1.2.2 デジタルオフセット印刷
6.2 めっき
6.3真空製膜
6.4 塗装
6.5 レーザー加飾
6.6 静電植毛
6.7 染色
6.8 フィルム貼合・転写加飾
6.9 ソフト表面加飾、ソフトフィール加飾
6.10 二次加飾の組み合わせ
7.組み合わせ加飾
8.炭素繊維複合材料(CFRTP)の加飾
9.金属調(メタリック)加飾
10.艶消し加飾技術
11.バイオマス材料使用による加飾
第3章 分野別採用事例
1. 自動車・二輪車・その他車両
1.1 自動車内装部品
1.2 自動車外装部品
1.2.1 塗装代替え自動車ボディパネル
1.2.2 フィルムラッピング自動車ボディパネル
1.2.3 その他の自動車ボディパネル
1.3 その他の自動車外装部品
1.4 二輪車・その他車両
2. 通信機器、家電、電子部品
3. 住設部品、建材、日用品、装飾品など
4. 化粧品容器など
第4章 プラスチックの加飾技術ならびに加飾分野の最近の動向のまとめ
1.加飾分野全般の最新の動向概要
1.1 機能性付与加飾
1.2 塗装代替え(めっき代替え)加飾
1.3 プラスチック加飾の自動車外板への展開
1.4 繊維複合材料(FRTP)への加飾
1.5 加飾技術専門の展示会および加飾技術研究会
2. 各加飾技術の 最近の動向
2.1 フィルム貼合・転写加飾
2.2 NSD(Non Skin Decoration)
2.3ソフト表面加飾
2.4 構造色加飾
2.5 インモールド塗装
2.6 二次加飾
2.7 その他
3.加飾海外状況
第5章 加飾技術の今後の展開
第6章 プラスチック加飾技術全般を扱う主要な書籍、文献など
付録(CD-ROM)
製造元 : 加飾技術研究会 |
価格 : 5,500円(税込) |
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